2019.08.04　主が報いてくださると信じる

マタイ10:42　　「この小さい者」とは、遣わされた弟子たちのこと。この聖句で思い出すことがある。

渋谷駅の近くのビルで「栄光キリスト教会」を牧会されていた崔エステル師が、茨木県石岡に国際祈祷院を建設された時、献堂礼拝（三日間）に招いてくださった。早天礼拝でメッセージをさせていただき、帰りは石岡駅までベンツで送ってくださった。日本人の一人の姉妹も一緒だった。駅で切符を買おうとすると、その姉妹が、「先生、わたしに買わせてください。どこまでですか」と言うので、「上野まで」と言うと、彼女が買って代金を払おうとしたので、「姉妹、わたしの分は自分で払うから」と言うと、「いいえ先生、払わせてください。これはわたしの祝福ですから」と言った。驚いた。電車の中で、わけを聞いて合点がいった。彼女らはこの聖句を生活の中で実行していたのである。韓国の教会の強さを知った。

主が報いてくださるという信仰（へブル11:6）を強くもっている。信仰には二つの側面があると同書11:1-6は教えている。一つは、「望んでいる事柄を確信し、まだ見ていない事を確認すること」。もう一つは、「神を喜ばせること」（6）。神は何を喜ばれるのか。ローマ12:2に、「何が神に喜ばれ、全きことかを、わきまえ知りなさい」とある。

神は、ご自分の言葉を信じ、従順する者を喜ばれる（サムエル上15:22）。神と神の言葉は別ではなく、一体、一つのものである（ヨハネ1:1-2）から、信じ、従順する者を喜ばれる。なぜか。神に栄光・誉をささげ、神を「あがめる」ことになるからである。

「聞いてください、してください」と願うだけの祈りではなく、「神を喜ばせる」ことにもっと心を向けよう。「報いてください」ではなく、「報いてくださる」ことを信じて、神に感謝をささげ、賛美をささげ、喜びをささげよう。「神はしてくださる、必ず成し遂げてくださる」と告白しよう。神はこれを喜ばれる。

イエス・キリストは言われた、「彼によって栄光をお受けになったのなら、神ご自身も彼に栄光をお授けになるであろう」（ヨハネ13:32）。

へブル3:14に、「最初の確信を最後まで持ち続ける」とある。最後とは何か。報いを受け取る時である。その時まで神に、たえず感謝・賛美・信仰告白をささげ、栄光・誉をささげ続けよう。目の前の状況・状態に心を向けず、神と御言葉に心を向けよう。

アブラハムは自分や妻を見ないようにした。神の言葉に目を向けた。その結果、奇跡が起こった。