2022.02.06　教会に与えられた神の約束とは

新年に入って、礼拝メッセージは、ヨシュアとイスラエルがカナンの地に入り、戦う箇所から語られました。まずヨルダン川を渡り、次にエリコと戦います。彼らにとって、この二つは難事でした。ヨシュアは「神に方法を求め」、祭司たちは信仰によってその方法に「従順しました」。すると難事は解決され、彼らは勝利を得ました。彼ら（旧約の神の民）に、神は「乳と蜜の流れる地（カナン）を与える」と約束されたので、彼らは各地に進み、各地の都や町々村々を次々に戦い取っていきました。『ヨシュア記』はその記録です。

では、キリスト以後の「新約の神の民」教会に対して、神は何を与えられるのか。「乳と蜜の流れる国（神の国）を与えられる」のです。「乳と蜜」は「聖霊と御言葉」です。わたしたちの霊魂が、聖霊と御言葉に「支配される時」、ヨハネ3:3と５で言われるように、霊魂において「神の国を見、神の国に入る（体験する）」のです。聖霊と御言葉に従順する状態を保つ（守る）なら、「神の国」（神の永遠の命と光）はそこに存在し続けます。つまり霊魂は「神の家（住まい）」となり、神・キリストと共に「ある」のです。これが神の「人間創造の理由と目的」です。「新約の神の民、教会に与えられた約束」はこれです。

詩篇23:1-3）「主はわたしの牧者。わたしを緑の牧場に伏させ、憩いの水際に伴われる。わたしの魂を生かし、正しい道に導かれる」。「緑の牧場」は「みことば」、「憩いの水際」は「聖霊」です。この二つが霊魂に入り、「霊魂を生かし」、「正しい道に導きます」。「神とキリストの関係と同じような関係」へと導きます。瞬時に関係が完成するのではなく、「栄光から栄光へと」（コリント第二3:18）漸次的に築かれていきます（信頼と従順があれば）。ヨシュアとイスラエルも漸次的にカナンを征服していきました。「神の方法」に従い、わたしたちも「心を神に開き、主のみことば、聖霊を受け入れ」（黙示録3:20、ヨハネ1:12）、「従順していきましょう」（使徒5:32）。そうすれば、「詩篇23:1-3の牧者」のように、聖霊が「みことば」に導き、その「霊的いのちと光」を悟らせてくださり、「神の国」の栄光を霊魂で「見て、味わう」ようになります。自分の中の思考、感情（カナン在住の諸民族。抵抗勢力）と戦い、みことばへの「信仰・従順」で征服しましょう。