2021.02.14　真理の御霊

ヨハネ14-17章で、イエスはわたしたちクリスチャンにとって、もっとも重要と思われる事柄を語っておられる。先週学んだように、14:2-3）「あなたがたのために場所を用意しに行く。用意ができたら、また来て、あなたがたをわたしの所に迎えよう。わたしのおる所に、あなたがたもおらせるためである」と言われた。この「場所」とは、クリスチャンの霊魂の「居場所」である。肉体の寿命が尽き、肉体を脱いで地上を離れ去ったクリスチャンの霊魂はどこに行くのか。行き場がなくて宇宙をさ迷うのか。墓の中に納まるのか。完全に消滅するのか。そうではない。主イエスが用意された「場所」に迎えられるのである。

その場所とは？14:16-17,20,23でその答えを語られた。すなわち真理の御霊（聖霊）の中である。16-17）「父は助け主（真理の御霊）を送って、あなたがた（わたしたち）と共におらせてくださる」。20）「その日には（わたしたちの霊が聖霊を受けて、聖霊と共にいると）、わたし（イエス）が父におり、あなたがた（わたしたち）が、わたしにおり、わたし（イエス）があなたがた（わたしたち）におることが、わかるであろう」。少しややこしい感じだが、これらの関係は、16:15「父のものはみな、わたし（イエス）のもの。御霊はわたし（イエス）のものを受けて、それをあなたがた（わたしたち）に知らせる」とあるように、父の霊を受けたイエスの霊を聖霊が受けて、わたしたちの霊の中に来てくださるということなのである。だから、わたしたちの霊は「聖霊の中に居る」ようになる。肉体があっても、なくても、わたしたちクリスチャンの霊魂の居場所はそこである。聖霊がわたしたちの霊魂の中に来てくださった時から、神・キリストの霊と共にいるようになる。

23）「わたしを愛するなら、わたしの言葉を守るであろう。父はその人を愛し、わたしたち（父とイエス）はその人の所へ行って、その人と一緒に住むであろう」。21）「わたしのいましめを心に抱いてこれを守る者」。「守る者」とは、みことばに従う者である。先週、ヨハネ2章の「カナの婚宴」で、イエスの言葉に従った結果、「水がブドウ酒に変わる」という奇跡を経験したことを紹介した。今週はヨシュア6章の「エリコの獲得」を紹介する。ヨシュアは神が語られた方法（契約の箱を担いで、祭司がその前をラッパを吹き鳴らしながら毎日一回、7日間エリコのまわりを行進するというもの）を聞いた時、即座に、とんでもないと思った。強い不信感（違和感と抵抗）を覚えたが、「足から靴を脱ぎなさい」（これまでの歩み、経験と知識を捨てなさい）と命じられたので、神の方法に従うことにした。従い続けた。その結果、エリコは崩れ、ヨシュアとイスラエルはこれを勝ち取ることができた。みことばを「守る」（従順する）と主が働かれ、奇跡が起こる。