2021.08.29　霊なるイエスがわたしたちの霊の中に来られる目的

１．ヨハネ14:18-20,23

「あなたがたのところに帰って来る」（18）。「しばらくしたら、この世はわたしを見なくなる。しかし、あなたがたは私を見る」（19）。イエスは使徒1:9にあるように、昇天されて見えなくなった。しかし、あなたがたはわたしを見る。どういうことか。「その日（帰って来た時）、わかる」（20）。「わたしたち（父とわたしと聖霊）は、その人のところに行って、一緒に住む」（23）。各人の霊の中に来て住むと言われた。

２．一緒に住む目的は何なのか

20-21世紀の「現代のイエスの弟子たち」の各人の霊の中にも来て、一緒に住まわれる。その目的は何なのか。一言で言えば、「霊魂に霊の救いを与え、神の祝福を受けさせるため」である。聖書は「羊飼いと羊」の関係でこの事を教えている。

エゼキエル34:11-15「わたしはわが羊を尋ねて捜し出す。彼らを諸々の民の中から導き出し、集めて、彼らの国に携え入れ、イスラエルの山の上、泉のほとり、国の人の住むすべての所で養う。彼らは良い檻に伏し、肥えた牧場で草を食べる。わたしがわが羊を飼う」。 ヨハネ10:4,10,26-28「羊飼いは羊の先頭に立って行く。羊は彼についてゆく」（4）。「わたしは羊に命を得させ、豊かに得させる」（10）。「わたしの羊は、わたしの声に聞き従う。彼らはついてくる。彼らに永遠の命を与える」（26-28）。

ダビデは詩篇16:8,11でこう言った、「わたしは常に目の前に主を置く」（8）。「主は、命の道をわたしに示される」（11）。23:1-3で、「主はわたしの牧者（羊飼い）です」（1）。「わたしを緑の牧場に伏させ、憩いの水際に伴われる」（2）。「わたしの魂を生き返らせ、み名のために正しい道に導かれる」（3）。羊にとって大事な事は何か。羊飼いの声を「聞き」、「従う」という事です。聖霊を受けた後も、さらにへりくだり、内住の聖霊の「か細い声」（示し）に聞き、従う。聖霊が喜ばれる「神のことば」をよく読み、聞き、思い巡らす。すると聖霊（霊の羊飼い）が、上に述べたようにされる。次々と「みことば」の霊的命と光に導いて、わたしたちの霊魂を「生き返らせ」、「救いに導き、霊の家に築き上げ」（ペテロ第一2:2,5）、「霊的祝福に与らせ」（エペソ1:3）ながら、「栄光から栄光へと主と同じ姿に変えてくださり」（コリント第二3:16-18）、「夫のために着飾った花嫁のように整え、小羊の妻なる花嫁」（黙示録21:2,9）としてくださるのです。これが、わたしたちの霊の中に来て、内住してくださる聖霊さまの働きの目的なのです。