2019.07.28　キリストに遣わされた弟子たち

マタイ10:40。イエス・キリストが遣わした弟子たちを受け入れる者は、キリストを受け入れる者であり、キリストを受け入れる者は、キリストを遣わした神を受け入れる者だとイエスは言われた。世界各国・各地域に遣わされた大使館の大使、領事館の領事は、本国からのメッセージを受け取り、それを各国・地域に伝達する。各国各地のキリスト教会もキリストからのメッセージを正しく受け取り、それを伝える者でなければならない。

「聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであり」（テモテ第二3:16）、「神の御霊以外に、神の思いを知るものはない」（コリント第一2:11）とパウロは言う。そして、「神からの霊によって、神から賜った恵みを悟り、御霊の教える言葉を用いて、霊によって霊のことを解釈するのである」（同書12－13）と言っている。つまり、聖書は「神から賜った恵み」であるが、それを悟り、解釈するためには、神からの霊（聖霊）が必要なのである。聖霊は「真理の御霊」（ヨハネ14:17）とも呼ばれ、「あなたがたをあらゆる真理に導いてくれ」（同書16:13）、「すべてのことを教え、イエス・キリストが語られたことを、ことごとく思い起こさせる」（同書14:26）働きをされる。「み言葉が開けると光を放って、無学な者に知恵を与えます」（詩篇119:130）とあるように、聖霊は、「み言葉を開いて」、その中にある神の真理・知恵・知識、別な言い方をすれば霊的いのち、霊的光（ヨハネ1:4）を悟らせてくださるのです。わたしたちが聖書とみ言葉の「命と光」を聖霊により次々受け取っていくことによって、「霊魂が生き返り」（詩篇23:3）、「復活する」のです。それだけでなく、「正しい道に導かれる」（同書〃）のです。

弟子たちは、「聖霊を受けよ」（ヨハネ20:22）との命令に従い、イエス昇天後、直ちに聖霊を求めて、10日間、「ひたすら祈り」ました（使徒1:14-15）。120名が聖霊を受け、聖霊に教えられ、イエスの福音を深く霊的に悟り、強い確信（力）に満たされ、各地に遣わされて証しました。現代の教会も、このようでありたいものです。各自に聖霊が必要です。まず聖霊への目覚めが必要です。目覚めた人は、ローマ6:3「キリストと共に死の様にひとしくなるなら、彼の復活の様にも等しくなる」とあるように、自分を神にささげましょう。自分に死ぬなら、聖霊さまが心霊の中に来て、「生き返らせ（復活させ）」てくださり、初代教会の弟子たちと同じように、力強い証人とならせてくださるからです。