2024.07.14　人生で何を望みとするか

　「のぞみ」と言えば新幹線が浮かびます。東京、博多間を毎日走っています。乗車した人も多いでしょう。人生を「望みをもって生きる」人になりたいと、わたしは思いました。何を望みとすればいいのか。神とキリストは何を望んでおられるのかと考えて、聖書を思い巡らしました。イザヤ45:18に、「天を創造された神は、地をも造り、堅くして、いたずらに創造せず、人の住処に造られた」とあります。人間の住処として地球を創造された。人間ってすごい存在なのだと改めて驚きました。

　人間の存在の目的は何なのでしょうか。創世記1:27に、「神は自分のかたちに人を創造された」とあります。神は人間に神の「性質と能力」を与え、互いの交流をとおして、「しあわせ」を共有し合おうとされました。ところが、人間は神に親しむよりも、神から離れ、神を避けるようになりました。それには理由がありましたが、神は、「あなたはどこにいるのか」（創3:9）と問いかけ、いまの現状と立ち位置を知るように促しました。現代人にも同じ問をしています。「あなたはどこにいるのか」と。わたしたちの現状、立ち位置はどうでしょうか。とくに心の状態について知らなければなりません。

　ヨハネ黙示録3:17は現代人にも当てはまる事を告げています。生活は豊かで、不自由はないが、「あなた自身」（あなたの内側。心、霊魂）は、希望も平安も感謝も乏しい状態だと。それに気づいていない人が多いと。生活、仕事に追われ、自分の内側を見つめる、心のゆとりがないためだと思います。

　それでも、なかには自分の心の貧しさに気づくだけでなく、人生のはかなさ、むなしさまで気づく人もいるでしょう。そういう人のために神は「救い」を用意されました。最初の男女（アダムとエバ）のために、「皮の衣」（羊が犠牲になった）を用意して与えた神は、「神の御子キリスト」を用意し、この方を犠牲にして、四つの「救い」を順次与えられます。まず、①信じる者に、神への罪の赦しを与え、②信じる者に聖霊を与え、聖霊により「みことばの霊的命と霊的光」で霊魂と心を生かし、神・キリストとの霊的交流（人間創造の目的）を実現させていく。③信じる者の肉体の死後（本人の第三次元世界の終わり）、霊のからだを与える（第四次元世界に入る）。④神の国（神の四次元世界）に迎え入れ、霊的教育を与え、完成に至らせる。神・キリストとの永遠の全世界的・全歴史的な霊的大家族の交流を楽しませる。