2023.01.29　神から使命を受け、立ち上がった人たち

『創世記』の次は『出エジプト記』です。この3章で、神はモーセをご自分に近づけ、モーセの同族民イスラエルをエジプトでの苦しみから救出して、「良い地（乳と蜜の流れる地、カナン）に導き入れよう。この働きのために、あなたを用いよう」と語られた。モーセは、自分などとてもそんな大役は果たせませんと言って断った。第一、イスラエルを安価な労働力として酷使するエジプトの王が簡単に手放すはずがない。第二、イスラエルがモーセに従うかどうかわからない。すると神は、「すべてわたしがする。何も心配するな」と語られた。モーセはこれらの神の言葉を信じ、従った。この後の事はすべて、神が言われたとおりだった。40年後、イスラエルはカナンの地の手前に着いた。モーセは山の上から目の前の広い地を見渡し、ついに来たかと感無量だった。その時、神が言われた、「モーセよくやった。あなたの働きはここまでだ。後をヨシュアに継がせなさい」。ショッキングな言葉にモーセは愕然とした。「ひどいじゃありませんか！」と思った。しかし、モーセは偉かった。自分の欲求よりも神のご計画を優先させた。彼は山を下り、谷場へ行き、だれにも知られず、そこで亡くなった。神が彼を葬られたとある。

神はモーセの従者ヨシュアに言われた、「モーセは死んだ。あなたが約束の地にイスラエルを導き入れなさい。わたしはあなたと共にいる。足の裏で踏む所はみな与える。民に地を獲させなさい」。ヨシュア記1章。その地にはいくつもの先住民がいた。イスラエルよりも強いが、神は言われた、「みことばを守り、行うなら、勝利する」と。そうです。神は「みことば」への信仰を重視される。「守り、行う」とは、神の「ことば」への信仰を守ることであり、語られたことは必ず成し遂げられるとの信仰に踏みとどまり、信仰を口で告白し、宣言し続ける。状況が良くなくても、たとえ何の変化や動きがなくても続けることです。6章の「エリコ攻め」（最初の戦い）はまさにその例でした。その後、ヨシュアとイスラエル12部族は次々と戦って勝利し、その地を獲ました。

その後、彼らの子孫は生活が安定すると、豊かさを求めるようになり、心が神から離れていきました。神は預言者イザヤにより、新しい王キリストを立て、その国を永遠の国とすると語られました。新しい契約（新約）への預言です。イザヤ書43章から65章。
キリストに結びつく者に、神の救い（神との関係の回復と霊的祝福）が与えられます。救いを受ける人が次々教会に導かれてくるように、祈り続けましょう。その人が現代の神の使命に立ち上がる人です。救われる人で溢れるように、信じて祈りましょう。