2022.06.12　神のために歩む人生

子どもの頃、お歳玉をもらった時はほんとうにうれしかった。何に使おうかと考えた。高二か三になって、大学受験を控えた時、自分の人生をどう生きたらいいのか、何を目指すのかと考えた。だが答えが見つからなかった。進む方向がわからない。心の中が苦しかった。

兵庫県芦屋市の堀江謙一さんは、1962年、23歳の時、一人でヨットによる無寄港太平洋横断を成し遂げ、世間をアッと言わせた。先日60年ぶりに再び単独無寄港横断を成し遂げ、世界最高齢（83歳）での快挙に世界が唖然とした。ヨットでの太平洋往復。それが堀江さんの人生の目標（生き甲斐、しあわせ）だったようだ。わたしの場合、進む方向がわからなかったため檻の中の動物みたいに、心に自由（伸び伸び感）がなかった。喜びもなかった。

ある日曜の朝、高校時代の一友人が訪ねて来て、教会の礼拝に行かないかと言った。気がのらないままついて行った。若者の多さに驚いた。説教で、キリストの十字架の死の意味を聞いた。心が揺さぶられた。これだ！と思った。神とキリストに従って行こう。やっとめざすものに出会えた！ 洗礼を受け、聖霊体験と異言体験が与えられた。神とキリストのために生きていこう。一大決心をした。

牧師先生に申し出て、教会併設の小さな聖書学院に入学させてもらった。後に、学院の先輩長野姉妹にプロポーズして承諾を得、1965年6月に教会で結婚。二人は京都から高松に移り住んだ。借家を転々としたが、10年後、上之町に50坪の土地と50坪の木造二階建て建物（教会と住居）を建てることができた。10名足らずの小さな群れだが、主に什一をささげる者たちだった。ここで30年、共に踏ん張った。主は一人ひとりの信仰を成長させてくださり、互いの交わりを恵み、数も増してくださった。駐車場の必要を覚え、広い土地と新会堂建設のために主に祈り求めた。上天神町にいまの土地600坪を購入し、約220坪の新会堂を建て、2003年12月に移った。いま主に求めていることが「三つ」あります。二番目が300名礼拝です。神の「み名があがめられ、み心が地に行われる」ためです。主の働きによってのみ実現します。祈りの中で、主が語られた「約束の言葉」を信じ、「約束の実現」を求め、「その時を待ち望んでいます」。

あなたは自分の人生をどう考え、どう生きたいと願いますか。堀江さんのように自分の思いのままに生きますか。それとも、神と共に、神のために生きたいと願いますか。